美しい自然が目に浮かぶような曲を歌う注目の歌手

ボリビアの音楽で有名なのが「フォルクローレ」と呼ばれる中南米の民族音楽です。

日本でも多くのフォルクローレファンがいて、フォルクローレ初心者でも知っている有名人と言えば「ロス・カルカス」というボリビアのグループです。

ボリビアのコチャバンバという高原の美しい街で結成されたロス・カルカスは、結成当時はエルモッサ兄弟による同族のグループでした。

その後、何度かメンバー変更があり現在は、日本人のメンバーも所属しています。

ロス・カルカスの曲の中で、日本でも馴染みのあるメロディが「泣きながら」という曲です。

この曲はフランスの歌手カオマが「ランバダ」というタイトルでポルトガル語の歌詞を付けてカバーしました。

アレンジはブラジルのリズムで、ランバダというセクシーなダンスと共に、世界中で注目を集めました。

1990年代日本でもヒットしたこの曲は、当時カバー曲のほうが有名になってしまい、盗作問題の訴訟が起こされ、フランスで争われました。

もちろんロス・カルカスの曲であるという主張は認められました。日本では原曲の「泣きながら」より「ランバダ」というタイトルのほうが知名度があり、日本の有名人も「ランバダ」というタイトルでカバーしました。

ロス・カルカスの曲はその他にも、「ワイ・アイ・アイ」や「アンデスの太陽」など、彼らが代表とする名曲は数多くあります。

そして、彼らの音楽は、全ラテンアメリカ諸国はもちろん、ヨーロッパなど多くの国で知られ、ヒットしています。

彼らの発売したアルバムの中で、日本で発売された少し変わったアルバムがあります。1990年代に発売された「AL FINAL」というアルバムです。

メロディーと歌声はロス・カルカスなのですが、アレンジや演奏を日本のミュージシャンが担当しているのです。ファンの間では不評な意見もありましたが、少し違うイメージを楽しむには良いかもしれません。参加しているミュージシャンも実力者が演奏しています。例えば、パーカッションは「オルケスタ・デル・ソル」のペッカーが担当しています。

フォルクローレをあまり聴くことのない人は、ロス・カルカスを殆ど聴いたことがないという人も多いかもしれませんが、あまりフォルクローレ色が強くない曲も多いので、初めてフォルクローレを聴いてみようと思われる人には、お薦めのグループです。

ロス・カルカスの楽曲はボリビアの美しい自然が目に浮かぶような曲が多いので、まだ聴いたことがない人には、ぜひ聴いてもらいたい音楽です。